第43回日本高血圧学会総会(The 43rd Annual Scientific Meeting of the Japanese Society of Hypertension)

学術プログラム

主要プログラム

2021年5月19日時点

熱い討論が行われるようなセッションを多く企画しております。
プログラムは随時更新いたしますので、是非こまめにご確認ください。

会長特別企画

健康長寿へ向けた多面的取組み:スポーツ、ビジネスおよび地域の視点から

コンセプト

国民の健康長寿の延伸を達成するうえで、高血圧を含めた生活習慣病の制圧は有力な治療戦略であり、患者に対するハイリスクアプローチと国民全体を対象としたポピュレーションアプローチなどを組み合わせた多面的な対策の推進が必要である。これらを結実するためには、医療分野のみなあらず、幅広い分野の英知の結集が望まれている。本シンポジウムでは、協働、ビジネスおよび地域からみた健康長寿へのアプローチについて提案する。

多職種連携による高血圧対策と脳心血管病予防

コンセプト

地域自治体は特定健診データなどから地域住民のリスクの集積やコントロール達成状況を比較的詳細に把握できている。地域自治体レベルで、患者にとって最も身近な存在である保健師が中心となり、ハイリスク患者と多職種との連携をとることにより効果的な高血圧対策を実践することで脳心腎血管病予防につながると期待されます。本特別企画では、全国各地域での先進的な取り組みを紹介しながら、今後のプロトタイプのあり方について論じたいと考えております。

いかに取組む食事と運動:理論から実践まで

コンセプト

高血圧の発症および重症化予防において、生活習慣の修正は中心的役割を果たすことは疑いの余地はない。しかし、食事、飲酒、嗜好品、運動習慣などの長期にわたって慣れ親しんだ生活習慣を、より健康的習慣に行動変容することは容易ではない。なぜ必要かという教育と動機付けツール、医療スタッフ、行政、家族および同僚などによる継続的な支援など、生活習慣の修正には多面的アプローチが必要である。本企画では、生活習慣の修正について論ずる。

With CORONA, Post CORONA時代における新しい医療体系

コンセプト

新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大により、様々な社会様式の場面で「New Normal」が語られるようになっています。医療の現場においても、医療制度、学術研究、実地臨床および社会啓発の分野において、「New Normal」の構築が喫緊のテーマとなっています。本シンポジウムでは、With CORONA, Post CORONA時代における新しい医療体系について、幅広い視点から議論してまいります。

食塩と高血圧アップデート

コンセプト

塩分の過剰摂取が高血圧の重要な発症原因であることはよく知られており、その機序の解明と高血圧の予防および治療への展開は高血圧学の最重要ミッションのひとつとなっている。本企画では、食塩過剰摂取が高血圧を引き起こす新たな機序および減塩社会を実現するための方略について、エキスパートに論じて頂く。

アジアWEB会議

JSH2021 – ISH2022 - HOPE Asia Network - joint session

アジアにおける高血圧予防および高血圧関連疾患の制圧を目指したプレナリーセッションとネットワーク会議を開催する。

コンセプト
  1. プレナリーセッション
    Overview. Goal for “zero” cardiovascular events in Asia: focus on the management of hypertension
    • Lecture 1. Current topics of hypertension and related disease in Asia
    • Lecture 2. Home and ambulatory BP monitoring in Asia
    • Lecture 3. Vascular stiffness and CKD in Asia: Focus on BP management
  2. WEB会議
    アジアの高血圧学会代表者、HOPE Asia Network代表者および日本高血圧学会代表が一堂に会して、アジアの多様性、アジアの高血圧の現状と課題、アジアの高血圧制圧に向けたミッションについて、共有・討論を行う。

シンポジウム

医療とICT:健やかな社会・未来医療への展開

コンセプト

医療費・介護費の増大や医療資源の偏在などの社会保障の課題を解決し、健康寿命の延伸や医療支援の向上に取り組むため、医療・介護・健康分野のネットワーク化や情報通信技術(ICT)利活用が積極的に推進されてきた。現在、レセプトに基づく保健医療情報を患者本人や医療機関等が確認できる地域医療情報連携ネットワーク(EHR)の構築、本人同意の下で個人の医療・介護・健康データを、クラウドサービスやスマートフォンを介したパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)として、様々な支援に活用することが可能となった。本シンポジウムでは、健やかな健康社会と未来医療におけるICTの現状と展望について学ぶ。

心疾患合併高血圧の治療戦略

コンセプト

心房細動や弁膜症などの心疾患の罹患率は、超高齢化に伴い増加し、今やcommon diseaseとなっている。ひとたび発症すれば、脳卒中や心不全など様々な二次的イベントを介して社会生活に大きな負担を与える。高血圧は心疾患発症の最も重要なリスク因子であり、高血圧診療において心疾患発症抑制のための治療戦略に関して臨床的エビデンスを背景に議論を展開したいと考えております。

新規医療開発と医療経済

コンセプト

画期的な新規治療法や治療支援の保険収載と国民皆保険の維持を両立するために、数多くの取組みや議論がなされている。高血圧分野においても、治療抵抗性高血圧を対象とした腎デナベーション、高血圧ワクチンの開発、ICTを利活用した高血圧治療支援などが取組まれている。これらの研究・開発を推進には、医療経済的な視点も踏まえる必要がある。本シンポジウムでは、高血圧分野における新規医療開発と医療経済についてのわが国のエビデンスと今後の在り方について議論を交わす。

高血圧の成因に関する新たな知見UPDATE 2020-2021

コンセプト

本態性高血圧は複数の遺伝因子および環境因子が血圧調節系に影響し、発症・維持される。しかしながら、その成因・病態についてはいまだ不明な点も多くあります。本シンポジウムでは高血圧の成因に関する新たな知見をUPDATEし、新たな高血圧の治療戦略を探る道しるべを明らかにすることを目的としています。

薬剤の多面的効能:臓器連関と臓器保護

コンセプト

降圧薬には多様な分子生物学的降圧機序の薬剤があり、単に血圧を下げるという以外に多様な特徴を有している。個別の作用機序カテゴリ、あるいは個別の薬剤は、固有の臓器連関を持つ。特に降圧治療において関心が高いのは、ある疾患の予防にはどの薬剤がより適しているのかという、臓器保護作用に関するところである。こうした薬剤の多面的効能について議論を深めていく。

大規模医療データベースを活用した臨床疫学研究

コンセプト

データサイエンスの高度の専門的な知識と技術は、効率的で生産性の高いビックデータの分析、医薬品・医療機器の研究開発とその活用などに貢献する最先端の研究領域であります。データサイエンスの導入により、臨床研究データの質の向上、高い臨床試験の実現、質の高い科学的エビデンスの発信などを確立することも可能となります。本シンポジウムでは、大規模医療データベースを活用した臨床疫学研究の現状と今後の展開について論ずる。

新しい医療・学術領域としての「Onco-Hypertension」

コンセプト

⽣活習慣の変化に伴い、国⺠の3⼈に会員⼈は⾼⾎圧であるとされている⼀⽅で、超⾼齢化社会を迎えている⽇本では、2⼈に会員⼈は癌を患う時代になってきた。その結果、⾼⾎圧と癌の両者を合併する患者が激増しているが、その対策については全く進んでいない。これに対して本セッションでは、日本高血圧学会が掲げる「Onco-Hypertension(癌⾼⾎圧学)」という新しいコンセプトのもと、どのように医療関係者や研究者の⼒を集結することによって新しい診断・治療法の開発を目指すことができるのかについて協議します。

臓器合併症の診断・評価を極める

コンセプト

言うまでもなく高血圧治療の究極の目的は、心血管合併症およびそれによる障害や死亡の予防にある。心臓、脳、腎、網膜あるいは四肢末梢血管等、全身のあらゆる臓器で、大血管障害(macroangiopathy)、細小血管障害(microangiopathy)等多様な変化をきたす。高血圧治療を成功させるためには、これらの変化をいち早く掴み、臓器合併症の進行を抑制する介入を行う必要がある。そのための診断・評価の理論と技法について議論する。

新たな課題を見いだしエビデンスをつくる -JSH2019を踏まえて-

コンセプト

JSH2019ガイドラインは、臨床現場から発せられる課題(クリニカル・クエスチョンCQ)を挙げ、システマティックレビューを実施し回答を示した。ガイドラインを実践することで、アウトカムの改善を期待するが、その効果を検証が必要である。すなわち、CQを洗練し、リサーチ・クエスチョンとして、明確化していくプロセスが求められる。本シンポジウムでは、必要とされているエビデンスは何か、臨床的課題の共有を目的としております。

わが国の代表的な循環器コホート研究の最新情報

コンセプト

real-worldにおけるclinical questionに対する答えを明らかにするためには、コホート研究に役割が疑いの余地はない。コホート研究のパイオニアであるFramingham Heart Studyは、高血圧や脂質異常症などのリスクファクターの概念をはじめて明らかにし、その後の治療の進歩や医療施策に大きく寄与した。わが国においても、日本発のコホート研究のエビデンスは、日本人のリスクファクターの解明、治療の進歩、ガイドラインの策定、医療施策に大きく貢献してきた。本シンポジウムでは、わが国の代表的な循環器コホート研究の最新情報と今後の展開についてディスカッションする。

ミニシンポジウム

わが国における臨床研究校正の動向

コンセプト

臨床研究の結果は、公共の利益として広く共有されるべきものであるが、研究計画によってその価値の大小が大きく影響を受ける。証明するべき仮説の設定は研究の成否そのものを決定づけるものであるため、明確にしておく必要がある。対象集団の追跡および介入の手法、ならびに対照群の設定が仮説の検証に適したものでなければ、研究結果の内的妥当性が損なわれる。また、試験の対象集団と母集団の乖離が大きければ試験結果の一般化可能性が狭められることになる。さらに、研究計画には倫理的な妥当性も求められる。このような幅広い要素について、研究計画の立案段階で校正を行い、積極的に臨床研究の質を改善する取り組みがすすめられている。について、本セッションではこの臨床研究校正の最新の動向について討論する。

教育講演

妊婦に二次性高血圧合併が見つかったら

食塩感受性の考え方、現場での使い方

脳卒中の降圧目標:日本人のエビデンスRESPECT試験を中心に

どう答えますか?血圧の薬って一生飲むんですかと聞かれたら

よくわかるHFpEF

CKDを可視化する

白衣高血圧は経過観察すべきか?

各種血圧測定法の臨床的意義はどこまで明らかになったか?

インターネットを活用した降圧治療は広がるか?

臨床研究の再興に必要なことは?

武田薬品工業