第18回 Key Symposium

代表者挨拶

このたび、Journal of Internal Medicine並びにthe Royal Swedish Academy of Sciencesの主催で、第18回Key Symposium「長寿と健康長寿：ブルーゾーンから何を学ぶ？）を2023年5月12日(金)・13日(土)の2日間の日程で、沖縄県にて開催することとなりました。Key Symposiumは、スウェーデンの最初の医学雑誌Medicinskt Archiv、後にActa Medica Scandinavica、そして1989年以来Journal of Internal Medicine（JIM）の創設者であるAxel Key教授に敬意を表して、権威のあるシンポジウムとして認知されています。

今回のシンポジウムテーマ「長寿と健康長寿：ブルーゾーンから何を学ぶ？」は、これまで以上に時代に沿ったものになっています。社会の高齢化に伴い、高齢者数の増加傾向がもたらす加齢性疾患と重症化のしやすさは免れることはできません。病気の苦しみと医療機関の負担を軽減するためには、健康長寿推進に努める必要があると思われます。COVID-19のパンデミックは、高齢者の症状の重症化のしやすさと死亡率の高さを痛感する分かりやすい例となりましたが、加齢による疾患のなりやすさは複雑で、高齢者が感染されても軽症にとどまるケースが多くあることも再確認させてくれました。従って、生涯の間に起こる急性および慢性疾患が何であれ、複雑で、今のところ主に知られていない危険因子と防御因子の組み合わせが、長寿の可能性だけでなく、高齢者の健康や生活の質に対する個人の認識も決定しているのです。

本シンポジウムは、「ブルーゾーン」（健康的に年を重ねた百寿者が集中している地域のホットスポット）の概念に触発され、最も有名なブルーゾーンの1つである日本の沖縄で開催されることになりました。長寿と健康な加齢の分野における世界有数の専門家が集まり、疫学、原因、予防戦略、治療法、将来の研究の方向性について検討・議論します。オープニングレクチャーは、沖縄長寿科学研究センター（OCS）の鈴木信博士（沖縄百寿研究の創始者・主任研究者）にご講演頂きます。
すべてのセッションは質疑応答が可能で、Journal of Internal Medicineに掲載されるレビュー論文にまとめられます。このシンポジウムにご参加いただくことで、長寿と健康長寿の研究分野を推進いただけることを期待しております。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。沖縄でお会いしましょう！

開催概要

シンポジウム名

第18回 Key Symposium
長寿と健康長寿：ブルーゾーンから何を学ぶ？

会期

2023年 5月12日(金)・13日(土)

会場

沖縄科学技術大学院大学（OIST）
〒904-0495 沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1

オーガナイザー

	Journal of Internal Medicine (JIM)
	the Royal Swedish Academy of Sciences

後援：
日本医学会

	一般社団法人日本老年医学会

	日本老年学会

シンポジウム事務局

Olle Melander　ウレ　メランダー（ルンド大学）
Akiko Kishi Svensson　岸　曉子（東京大学）
Thomas Svensson　トーマス　スヴェンソン（東京大学）
東京大学センターオブイノベーション～自分で守る健康社会拠点

運営事務局

 担当者：佐々木 亜矢乃 (Ms.)／ヤマグチ・シェイ (Mr.)

 Email:　key-symposium2023@okicongre.jp

 TEL +81 98-869-4220