• 日本イーライリリー

事務局

新健幸クリニック

〒900-0015
沖縄県那覇市久茂地2-11-18 3F

運営事務局

株式会社沖縄コングレ

〒900-0015
沖縄県那覇市久茂地3-1-1
日本生命那覇ビル
TEL: 098-987-6817(平日9:30-17:00)
E-mail:69k-ryumachi@okicongre.jp

会長挨拶

会長

第69回日本リウマチ学会 九州・沖縄支部学術集会
会長 潮平 芳樹
(新健幸クリニック 院長)

 この度、第69回日本リウマチ学会 九州・沖縄支部学術集会を2025年3月15日(土)、16日(日)の2日間、那覇文化芸術劇場 なはーとにおいて開催させていただきます。2003年生物学的製剤レミケードが登場し、その後も多くのTNF-α阻害薬、IL-6阻害薬、T細胞選択的共刺激調節剤が登場し、関節リウマチの治療は「パラダイムシフト」したと言われています。その後もJAK阻害薬が加わり、皮膚科領域や炎症性腸疾患、脊椎椎体炎、全身性エリテマトーデスなど多彩な疾患に多くの製剤が開発され、使われ輝かしい成果と患者の予後やQOLの改善が見られています。

 今回の学会のテーマは「すべての患者にトータルマネージメント」 副題「患者第一主義」としました。「患者第一主義」は世界的に有名なMayo clinicの理念です。Mayo clinicは診断、適切な治療、そして素晴らしい医療サービスを求めて全米、世界から多くの患者が受診します。リウマチ疾患の治療は

  • 導入期の治療 患者の診断、合併症を含めた総合評価、病態を考慮に入れて最良の治療を決定する。
  • 維持期の医療 寛解、あるいは少なくとも低疾患活動性を目指す。RAであれば完全寛解をめざし、合併症の対しても早期発見、早期治療を目指すことが重要と考える。

悪性疾患、心疾患、間質性肺炎を含む呼吸器疾患が主な死因であり、これらについて遅滞なく診断、治療するトータルマネージメントが重要と考えます。
また、前述の血管炎、間質性肺炎、肺高血圧症や乾癬性関節炎など皮膚科疾患に合併する関節炎などにも多くの新薬が登場し、治療は飛躍的に進化しています。

 今回

  • 主題I-1、I-2 D2T RAの現状と対策
  • 主題II-1、II-2 リウマチ医療のトータルマネージメント
  • 主題III-1、III-2 手術
  • 主題Ⅳ ピットフォールへの提言 整形外科から内科へ
    内科から整形外科へ
    皮膚科からの提言

特別講演は田中 良哉先生が「膠原病リウマチ疾患のこれまでとこれから」のタイトルで話します。
教育講演は満尾クリニックの満尾 正先生が「ビタミンDと抗加齢医療」の講演を行います。その他、モーニングセミナー2件、ランチョンセミナー6件、アフタヌーンセミナー3件、イブニングセミナー3件を予定しています。
多くの演題発表と講演を企画し充実した有意義な学会にしたいと考えています。多くの方々の参加と発表を期待しています。