第24回日本神経麻酔集中治療学会(The 24th Annual Meeting of Japanese Society for Neuroscience in Anesthesiology and Critical Care)

会長挨拶

  • 第24回日本神経麻酔集中治療学会
  • 会長 垣花 学
  • (琉球大学大学院医学研究科 麻酔科学講座)
会長:垣花 学 写真

この度、令和2年4月24日(金)、25日(土)に沖縄万国津梁館において第24回日本神経麻酔集中治療学会を開催させて頂きます。私は、この学会がまだ研究会であった第2回日本神経麻酔集中治療研究会(鹿児島)から参加させて頂き、Neuroscienceに興味を持つ多くの麻酔科医と出会うことができ、今でもその仲間たちと交流できる学会として参加を楽しみにしております。

日本の神経麻酔領域の研究者は、脳血流調整の機序解明、脳脊髄の虚血性あるいは外傷性障害への挑戦、脳脊髄モニタリングの開発と応用等、これまで多くの世界的業績を発表してきました。また、脳外科や脊椎外科領域の脳脊髄手術麻酔のみならず心臓血管外科領域の中枢神経保護を目標にした麻酔管理、さらには神経因性疼痛などへの治療という広い臨床分野に関わる多くの発表がありました。しかし、残念なことに日本麻酔科学会学術総会をはじめ様々な学会における神経麻酔領域の発表は激減しており、神経麻酔集中治療学会の一員として非常に憂慮しています。この要因は何かと考えてみると、そのひとつとして例えば中枢神経系の保護に関する研究内容はこの10年間であまり変わっていないということがあると思います。このようなことから、今回は「新たな視点から考える」というテーマを掲げました。今回の学会では、脳神経細胞保護を薬物などではなく、“筋肉(運動)”から神経細胞を保護できないかという視点で議論して頂こうと考え、筑波大学運動生化学教室の征矢英昭先生、埼玉県立大学理学療法学科 金村尚彦先生そして高知大学麻酔科学教室の河野崇先生をシンポジストとした企画をプログラムに入れました。体の中で最も大きな臓器である筋肉の可能性について興味深い話題を提供できればと思っています。また、神経科学領域で頑張っている若手研究者の発表の機会も作りました。これから日本の神経麻酔領域を担っていく期待のホープの発表ですので、是非楽しみにしてください。学術集会の意義のひとつとして一般演題があります。特に若手麻酔科医がこの学会で日頃の成果を発表し有意義な議論を通して交流を深めていただくことを希望しております。

万国津梁館は、沖縄県が誇るブセナテラスホテル・リゾートに隣接する会場であり、その施設のみならず会場から一望できる西海岸のエメラルドグリーンはきっと皆さんの日頃の疲れを癒すことになるでしょう。4月の沖縄は沖縄で最も美しい“うりずん”の季節でもありますので、学会に参加し沖縄も楽しんで頂きたいと思っております。どうぞ若手麻酔科医を誘って沖縄へお越しください。

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