ごあいさつ
大会長 宇田 薫
(医療法人おもと会 統括リハビリテーション部)
このたび、第30回日本訪問リハビリテーション協会学術大会 in 沖縄を、2027年6月12日(土)・13日(日)の2日間、国立劇場おきなわ・おもと天久の杜において開催させていただく運びとなりました。全国の皆様を沖縄の地にお迎えできますことを、大変光栄に存じます。
介護保険制度の施行から25年が経過し、訪問リハビリテーションは地域包括ケアシステムを支える重要なサービスとして発展を遂げてまいりました。その一方で、少子高齢化の進行、地域社会の変容、多発する自然災害、さらには新興感染症への対応など、私たちを取り巻く環境は大きく変化し続けています。
訪問リハビリテーションは、人々の生活の場に直接関わる専門職として、利用者の暮らしを支え、その人らしい生活の実現に寄与することを使命としています。その使命を果たし続けるためには、日頃からの「備え」が欠かせません。災害や感染症への対策はもとより、職員間の円滑な連携、リスクマネジメントの実践、住環境や福祉用具の適切な調整、さらには利用者・家族の生活を支えるための支援体制の構築など、日々の積み重ねが質の高い訪問リハビリテーションにつながるものと考えております。
こうした思いを込め、本大会のテーマを
「備えて万全、暮らしの安心、笑顔が満点 ~かりゆし生活いちまでぃん~」※
といたしました。
「備え」とは、単に危機を回避するためのものではありません。十分な備えがあるからこそ、新たな挑戦に踏み出すことができ、利用者一人ひとりの可能性を広げることができます。そして、その積み重ねが地域社会の安心につながり、誰もが自分らしく暮らし続けられる未来を創る力になると信じています。
2027年は介護保険制度改定の年でもあり、訪問リハビリテーションに求められる役割や期待はさらに大きくなることが予想されます。本大会が、参加される皆様にとって知識や技術を深める場であるとともに、新たな視点や実践のヒントを得る機会となり、それぞれの地域での活動を支える「確かな備え」となることを願っております。
復元が進む首里城と、美しい海と空に囲まれた沖縄の地で、皆様とともに学び、語り合えることを心より楽しみにしております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
※「かりゆし生活いちまでぃん」とは、沖縄の方言で「幸せに満ちた暮らしがいつまでも続きますように」という願いを込めた言葉です。

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