日本植物学会

EnglishTimetable

ランチョンセミナー

「ライカマイクロシステムズ 共焦点顕微鏡セミナー」

9月16日(金) 12:30~13:30 B会場

以下の内容でランチョンセミナーを開催します。会場に106名分の昼食(弁当・飲料)をご用意します。参加ご希望の方は、セミナー当日の午前8時30分から9時30分の間に総合受付で配布する整理券をお受け取りください。整理券を発行する際に、参加証が必要ですのでご注意ください。セミナー開始前に、会場で整理券と引き換えに昼食をお渡しします。

内容

「共焦点顕微鏡 Leica TCS SP8 によるイメージングソリューション」

ライカマイクロシステムズ株式会社 プロダクト部 伊集院敏

共焦点顕微鏡は搭載するレーザー光源や検出系、イメージング手法を発展させることで単に共焦点画像を撮影するだけではなく、様々な応用イメージングを可能とします。Leica TCS SP8はレーザー光を用いる顕微鏡プラットホームとして多くのイメージングソリューションを提供いたします。

「タイムゲート法:時間をずらして葉緑体の自家蛍光を消す」

宇都宮大・バイオセンター 准教授 児玉 豊

蛍光タンパク質などを使ったイメージング技術は、分子細胞生物学における必須の実験ツールである。植物科学分野でも、新規タンパク質の細胞内局在性などを知るため、多くの研究で利用されている。しかし、植物細胞内には、高輝度な自家蛍光を発する葉緑体があるため、これが明瞭な蛍光イメージングの妨げとなり、これまで自由な解析が難しかった。これを解決する方法として、最近、私の研究室では、時間分解法(タイムゲート法)を用いて、蛍光イメージング像から、葉緑体の自家蛍光を完全に除去することに成功した(Kodama 2016 PLoS ONE, e0152484)。本発表では、ライカ社のWLL (White Light Laser) とHyD (Hybrid Detector) を用いたタイムゲート法で行った幾つかの実験結果について紹介する。タイムゲート法は、今後の植物蛍光イメージング研究を発展させる基盤技術になると思われる。

ライカ "エクスペリエンスラボ" サイト
https://xlab.leica-microsystems.com/