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社会医療法人友愛会 豊見城中央病院 全人的痛みセンター

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大会長挨拶

日本緩和医療学会第3回九州支部学術大会
大会長 笹良 剛史
(社会医療法人友愛会 豊見城中央病院 全人的痛みセンター)

この度、令和3年11月20 日(土)にオンラインにて日本緩和医療学会第3回九州支部学術大会を開催する運びとなりました。日本緩和医療学会は1996年に創設されて以来発展を続け、全国の会員数は約12,800名で九州支部会員数は約1,500名となっております。

緩和ケアは、ホスピス・緩和ケア病棟や緩和ケアチームによるがんの終末期医療に焦点があてられ始まりましたが、近年は入院・外来でのがん治療の早期からの治療との統合や、在宅・介護施設などでの包括ケアの場での意思決定支援、そして心不全、認知症、腎不全、呼吸器疾患等疾患を問わないひろがりをみせ、治療の進歩や社会情勢の変化に伴いさらに多様化しています。全世界に脅威をもたらしている新型コロナ感染症は救急医療や集中医療を含む広い分野における意思決定支援や緩和ケアの重要性を顕にし、同時にICTを用いた新しい医療提供の形が模索されています。今、多診療科・多職種が協力し、患者の生物学的な「命」を苦痛から解放する知識と技術を提供し、患者の物語としての「いのち」に寄り添い、患者・医療者の精神・心理・スピリチュアルな側面を含む「心」を思いやりをもって支え、大切な家族や生きがいを含む「暮らし」をやさしく抱きしめる(Hug)連携に向け、ここ九州・沖縄で学びと出会いの場を作りたいとの思いから、本支部大会のテーマを「今ここで、いのち、こころ、暮らしをHugする」といたしました。

安全に配慮したWEB上で空間の制約を超えて、緩和ケア医だけでなくチームで協働する多科多職種、医療―介護の仲間が集い、緩和ケア、地域ケアに関して活発な議論が行われるセッションを考えており、現在、大会長をはじめ本大会の関係者が鋭意準備中でございます。

皆様のご参加心よりお待ちしております。