リハビリテーション看護の新たなる挑戦〜Passion & Challenge〜
The 28th Annual Meeting of Japan Rehabilitation Nurse Association
- 会期
- 2016年11月26日(土)〜27日(日)
- 会場
- 名桜大学(キャンパス内)
- 大会長
- 金城 利雄(名桜大学看護学科研究科 教授)
The 28th Annual Meeting of Japan Rehabilitation Nurse Association
NPO法人 日本リハビリテーション看護学会第28回学術大会
大会長 金城 利雄
このたび、「NPO法人日本リハビリテーション看護学会 第28回学術大会」を2016年11月26日(土)27日(日)に、沖縄県名護市にある名桜大学で開催いたします。今回の学術大会は、青い海と青い空、ハイビスカスやブーゲンビレアなど亜熱帯の花々が咲き誇る自然豊かな沖縄県で初めて開催されます。開催地の名護市は、桜が全国で一番早く咲くことで知られています。さらに沖縄県は自然環境だけではなく、13世紀前半から17世紀後半まで450年間続いた琉球王国の歴史のなかで育まれた音楽や舞踊、そして料理などが普段の生活のなかに脈々と息づいており、大会を通じて沖縄の歴史と文化を存分にご堪能いただけると思います。懇親会は美しい海が眺望できるパーティー会場を用意し、皆様のご参加をお待ちしております。
さて、第28回学術大会のテーマは、「リハビリテーション看護の新たなる挑戦-Passion & Challenge-」としました。これまでの学会の成長・発展を礎に、今後の更なる進化を求めて情熱的に挑戦していく契機とする大会となるよう期待を込めました。
ポスターは、西欧では「復活」「再生」のシンボルとして知られている「フェニックス(不死鳥)」、中国では「仁愛」「平和」「泰平」「幸福の象徴」とされ「人生をよい方向に運んでいく」と重んじられている「鳳凰」をモチーフとして図案化し、リハビリテーション看護の思いを表わしました。
ところで、「団塊の世代」が後期高齢者に到達する2025年には高齢者人口が約3500万人に達し、超高齢社会が到来するといわれています。厚生労働省においては、2025年を目途に高齢者の尊厳保持と自立生活の支援目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーションへの期待が高まる中で、昨年11月に「リハビリテーション・サミット2015」が開かれました。その中でリハビリテーション看護は、医療と看護・介護の連携の要としての役割が期待されています。
そこで学術大会では、リハビリテーション看護の新たなる挑戦の一歩として、わが国のリハビリテーション看護の源流とされる戦後アメリカ占領下で始まった沖縄のリハビリテーション看護の様相について、体験者から語っていただく機会を設けました。そして、今後の地域包括ケアシステムを支えるリハビリテーションの中で、看護の力を意識化して担うべき役割について活発な討論が展開されることを期待し、基調講演、特別講演、シンポジウムを企画いたしました。
最後に、リハビリテーション看護に関心のある方でしたら、どなたでも参加できる学術大会です。遠方の地で、ご負担もかけるかとは思いますが、多くの皆様のご参加をこころよりお待ち申し上げております。