会長挨拶

第110回日本消化器病学会九州支部例会
会長 金城 福則 
(社会医療法人 仁愛会 浦添総合病院 消化器病センター)

第104回日本消化器内視鏡学会九州支部例会
会長 外間 昭 
(琉球大学医学部附属病院 光学医療診療部)

この度、第110回日本消化器病学会九州支部例会と第104回日本消化器内視鏡学会九州支部例会の開催をお世話させて頂くことになり、大変光栄に存じておりますが、その重責に気を引き締めております。

本学会は例年どおりの合同開催であり、2017年11月17日(金)・18日(土)の2日間の日程で、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開催させて頂くことになりました。

今回の学会のテーマは、「温故知新~九州におけるグローバル化~」とさせて頂きました。わが国の消化器病学と消化器内視鏡学の飛躍的な発展は、新しい知識や技術を世界から受け入れただけでなく、わが国独特の知恵から生まれた新しい知識や技術が大いに貢献しております。本学会においては消化器疾患の診療や教育、研究に携わる若き医師が、グローバルスタンダードを取り入れるだけでなく、わが国の素晴らしい知識や技術を会得し、東南アジアなどの発展途上国に伝える使命も感じて頂きたいと願っております。また、本学会は消化器系専門医を目指す研修医や専修医の登竜門としての役割だけでなく専門医の生涯教育の場としての役割にも大きく貢献して参りました。

そこで、両支部例会長が一心同体となり、特別講演を2題(北里大学北里研究所病院の日比紀文先生による「炎症性腸疾患における最新治療と今後の展望」と大分大学学長の北野正剛先生による「日本消化器内視鏡学会のアジアにおける役割」)、教育講演1題(国立病院機構長崎医療センターの八橋 弘先生による「わが国のC型肝炎治療の現状と今後の課題」)、シンポジウム2題、ワークショップ2題、特別報告1題を企画させて頂きました。特に、一般演題や研修医発表・専修医発表の機会を多くするように努めました。

11月の沖縄は1年間で最も凌ぎやすい季節であり、学会全日程に参加しても、沖縄の美しい自然と伝統文化を十分に満喫して頂ける企画にしたいと思っております。南国沖縄ではまだまだクールビズの期間が続いているかと思われます。そこで、大勢の先生方に演題を応募して頂き、かりゆしウェアなどをお召しになりご参加ご発表して頂くことを楽しみにお待ち致しております。