主催校挨拶

大学から地域へ広げる健康づくりの輪 ~ゆいまーる~

全国大学保健管理研究集会は、年に一度、全国の国立・公立・私立大学の保健管理に携わる医師・看護師等の関係者が一堂に会し、保健管理に関する研究結果や課題などを共有することにより、各々が研鑽を積む機会として開催されております。

今回で第55回目の開催を迎える本研究集会は、11月29日(水)~30日(木)の2日間にわたり、沖縄県宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターで開催の予定であり、琉球大学が当番校を担当させていただきます。九州ブロックでは、平成19年の第45回研究集会(大分大学)以来10年振りの開催となり、また、沖縄では初めての開催となります。

さて、このたびの研究集会では、テーマを「大学から地域へ広げる健康づくりの輪 ~ゆいまーる~」として掲げております。「ゆいまーる」とは「結い(ゆい)」を語源とするとされ、沖縄の言葉で「つながり」や「助け合い」を意味する言葉です。
 大学においては、新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与することが役割の一つとされております。すなわち、大学の保健管理業務においても、その知識や経験を社会(地域)に広く提供することが大切な目的となることから、大学と地域の「つながり」を大事にしたいと考え、今回のテーマとさせていただきました。

遠く離れた南の地・沖縄ですが、その地域性を生かし、サンゴ礁の海や亜熱帯の緑の豊かな自然、またそれらによって育まれた特色ある文化を感じていただけるような研究集会になるよう準備を進めておりますので、多くの方々にご参加いただけますと幸甚です。

本研究集会の開催により、全国の保健管理に携わる関係者の皆様がつながり、助け合いの輪がより一層広がることを願っております。

第55回全国大学保健管理研究集会 運営委員会
委員長  大城  肇
副委員長 大屋 祐輔